最近WEB広告などで頻繁に見かける「Vivid Money」というアプリ、なにやらキャッシュバックがすごいらしいので試してみました。
Vivid MoneyはドイツのSolarisbankの銀行プラットフォームを利用し2020年9月に本拠地ドイツでサービスを開始その後、2021年1月にはスペインでもそのサービスを開始した現在顧客拡大拡大中のネオバンクです。
Solarisbankは日本のSBIグループや、スペインの大手銀行BBVAも投資するFintech企業で、銀行業務や決済業務のプラットフォームをVivid MoneyなどネオバンクやE-Commers企業に提供しています。もちろん預けた預金はドイツの預金保険機構EdBにより100,000€まで保障されています。
このVivid Money、対象店舗にてカード決済するとキャッシュバックが受けられるという「Super Deals」というシステムがあります。(※)
そのキャッシュバック率はなんと25%!と目を疑いたくなる内容です。
対象店舗はCarrefourやMercadonaといったスーパーからAmazon、Fnac、El Corte Inglés、Decathlon、Uber Eats、Ikeaなど他業種、有名どころがラインナップされています。
(対象店舗・キャッシュバック率は期間限定で高頻度で変更があります)
実際にIkeaで18%キャッシュバック時に使用し、無事に?キャッシュバックを受けることができました。
Vivid Moneyにアカウント開設するとPocketと呼ばれる口座が最大15個まで作成可能でそれぞれに口座番号IBANが付与され、家族や友人とシェアすることにより共有口座としての使用も可能です。
カードもインターネットでの支払いに便利なバーチャルカードに加え、今はローンチキャンペーン中につき無料プランVivid Standard会員に対しても有料プランVivid Prime会員向けに発行されるメタル製デビットカードが発行されます。
「Super Deals」特典のアクティベート方法
- 既存のVivid Moneyユーザーから招待を受けて口座開設をした場合は30日間、キャッシュバック額合計50€までSuper Deals適用
- 新規ユーザーを招待し口座開設が完了した場合新規ユーザー1人につき60日間、合計50€までSuper Deals適用
適用期間および最大キャッシュバック額は新規ユーザーを招待するごとに加算されます。
例えば既存ユーザーから招待を受けて登録した後に新規ユーザー2人招待し口座開設まで至った場合は合計150日間、キャッシュバック額合計150€までSuper Dealの適用となります。
その他の機能
- 無料プラン「Vivid Standard」は口座維持手数料がゼロ
- 世界中でATM利用手数料がゼロ(1回50€以上の出金、月合計200€相当額まで)
- 送金手数料が無料(ユーロ建のSEPA送金のみ)
- ユーロ圏外でのカード利用時の為替手数料ゼロ
- 外貨口座の開設が可能
- 株投資口座開設が可能
外貨建ての口座を開設している場合、例えば日本円口座を開設いて残高がある場合には日本でのATM引き出し時には日本円口座から出金されます。
株投資口座は手数料無料で0.01€から株・ETFの取引が可能なので小額から投資が可能ですが、「Revolut」のそれと同様、通常の取引と異なる端株(1株未満の端数株)の売買となり、企業の株主になることはできません。それでも株式市場の価格に連動しますので投資体験を手軽に初めることが可能です。欧州及び米国の株式市場に上場している下記のような有名銘柄を含む2000以上の株・ETFが対象となっています。
有料プラン「Vivid Prime」
月額9.90€のVivid Primeに加入すると、上記のVivid Standardでの機能に加え下記の特典が追加されます。
- 利用額の0.1%、EEA外での利用に対して1%、EEA外でのレストラン利用の場合は3%のキャッシュバック特典が追加されます。(※)
- Netflix、Spotify、Amazon Kindle書籍のなど対象Eコマース利用時には最大10%のキャッシュバックも受けることができます。(※)
- ATM出金手数料免除が上限1000€に増枠(Vivid Standardの場合は200€)
※Super Deals及びVivid Prime会員特典のキャッシュバックに関しては、キャッシュバック用別口座に事前に指定する企業の端数株として付与されます。付与後にユーロへ換金が可能です。換金時に株価が上昇した場合はその利益も受け取ることができ、下降している場合は元々のキャッシュバック額の受け取りが可能なので、キャッシュバック額を下回ることはありません。
「MoneyVivid」は以前紹介した「N26」と同様にドイツを拠点とするネオバンクのため、最大15個付与されるIBANもDEで始まる番号となります。スペイン在住の方、特に自営業者の方は役所手続き系で不都合が生じると思いますのでメインバンクとしては向かないと思いますが、日々の生活費の支払い用口座として検討してはいかがでしょうか。
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