日本上陸も間近?ネット銀行「Revolut」

イギリス発のネオバンク「Revolut」が近日日本に上陸し、日本でも口座開設が可能になるというニュースが届きました。

2015年に英国で送金事業からスタートしたRevolutは、2018年にEUでの銀行ライセンスを取得しチャレンジャーバンクとして多くのユーザーを抱えています。口座開設やログイン、取引など全てアプリからの利用が可能な使い勝手のいいサービスとなります。またカード利用時などの為替レートがお得ですので旅行や日本へ帰国中の利用にもおすすめです。

今回はそんなRevolutのヨーロッパ(スペイン)でのサービス内容を紹介します。

口座開設がとても簡単

EU域内及びスイスに居住している18歳以上の人なら口座の開設が可能です。
開設手続きはすぺてスマホアプリから。本人確認もアプリから身分証明書の画像及びセルフィ写真をアップロードすることで可能です。

アプリ内で口座開設完了後の入金方法は振込に加え、VISAやMasterCardで即時入金もです。またヴァーチャルカードは即発行されるので、すぐに利用を開始することができます。別途、フィジカルカードの発行も可能です。フィジカルカードの発行には郵送料が必要となりますが、招待コードや割引コードの利用で送料が無料になる場合もあります。

どちらのカードもApple Pay / Google Payに登録可能ですので、ATMの利用などがない場合はバーチャルカードのみでも実店舗での支払いが可能です。

マルチカレンシー口座がもてる

口座番号はGBから始まる英国のIBANで、ユーロやポンド以外にも米ドルなど外貨口座も開設可能です。日本円を口座にプールしておくことも可能です。
口座内での両替は手数料不要のリアルタイムのインターバンクレートが適用されます(月上限6000€相当額)

※リアルタイムのインターバンクレートの適用は平日のみで週末はマークアップレートが適用されます。

手数料が安い(下記スタンダードプランの場合)

  • 口座維持手数料無料
  • 世界中のATMで出金手数料が月5回、合計200€相当額まで無料
  • 振り込み手数料無料
  • 外貨建でのカード利用時にはインターバンクレート適用(平日のみ。週末はマークアップレートが適用)

米国株や仮想通貨の取引が可能

Revolutで取引が可能な米国株は1株に満たない端株と呼ばれるもので、1$から取引が可能です。端株取引の手数料は無料となります。

Revolutで取扱のある仮想通貨はビットコインやイーサリウム、リップルなど合計5通貨となります。アプリ内で売買やRevolutユーザー間の送受信は可能ですが、ウォレットアドレスなどを使って出庫、入庫することは出来ません。

また有料プランのメタルやプライムに加入している会員は、株・仮想通貨に加え金・銀のコモディティ投資もRevolut口座内で可能です。

Revolut有料プラン

Revolutでは無料のスタンダードプランに加え、プライム(月額7.99€)およびメタル(月額13.99€)という2種類の有料プランが用意されています。

ATM出金手数料無料の限度額はスタンダードプランでは200€相当額までなのに対し、プライムプランは400€、メタルプランは600€相当額まで手数料無料で出金が可能です。外貨両替時のインターバンク適用も有料プランでは無制限となります(平日のみ)

また、有料プランの場合は旅行保険や空港ラウンジアクセスなどの特典が含まれていますので必要な場合は検討ください。

追記(Brexit)

Brexitの影響によりEU在住者のアカウントはEU内にあるRevolut社のリトアニア法人に移管されることが発表されました。これにより口座番号はGBより始まる英国のIBANからLTから始まるリトアニアIBANに変更となりますがサービス内容に変更はないとのことです。
引き落としなどの設定をされる方は新しいIBANをご確認ください。

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